これまで2014年製CASE-AのMREを3つレビューしてきましたが、手元に残る最後の一つ、メニューNo.7 Brisket Entree(Gravy With Seasoned Beef Brisket)をレビューさせていただきます!
Brisketは牛胸肉、Entreeはメインディッシュの意味。
ちなみに、フランス料理の「Entree」は前菜を指しますが、アメリカ圏だと「メインディッシュ」の意味になります。
そしてGravyはグレイビーソースの事で、肉汁とタマネギやスパイスなどで煮詰めたものです。

今回のメニュー名を日本語に訳すと「牛胸肉のグレイビーソース和え」ってところでしょうか。
日本語に訳すとおしゃれ美味しそうに感じますが実際はどうでしょう?
早速見ていければと思います!
目次
外装と内容物

梱包はSOPAKCO社

デートコードは4127
同じ箱のMREなので今までレビューした2014年製メニューNo.3、メニューNo.6、メニューNo.11と同じデートコード(製造日)。
4127なので2014年の127日目に製造されたものになります。
デートコードに関する詳細はMREとは?のページで解説させていただいてます!
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内容物

色々入っててわくわく
前回のメニューNo.11はデザートが3つも入ってましたが、今回はなんか良さそうな組み合わせの予感です!
内容物
牛胸肉のメイン、マッシュポテト、パン、オートミールクッキー、アップルジャム、ピーナッツバター、アイリッシュクリームコーヒー、Twizzlers、アクセサリーパケット(詳細は後述)、スプーン、FRH(ヒーター)
太文字じゃないものは他のMREにも共通で入ってます。
メニューNo.6 Beef Tacoではジャムとピーナッツバターを使うためのパンが無かったですが、今回はちゃんと入ってて安心です(笑)
1つずつもう少し詳しく紹介します。
メイン(牛胸肉のグレイビーソース添え)
少し見づらいですがデートコードは4093。これで190kcal。
マッシュポテト

デートコードは4076
アメリカ圏で肉料理といえばマッシュポテトです。
後ほど紹介するButter Budsというバター味の調味料を加えて食べます。
パン

保存状態が良ければ10年以上は持つパンです
どんな形かはこの後の実食レビューで。
オートミールクッキー

280kcalあるのでメインよりも高カロリー
メニューNo.11に入ってたチョコチップクッキーがとても美味しかったのでこれも楽しみです。
アップルジャム
ジャムの事をアメリカではJellyとも呼びます。日本でいうゼリーもJellyと呼ぶので混乱しがち。
ピーナッツバター
つぶつぶのピーナッツが入っていないタイプ。
甘いピーナッツバターは日本独自のものなので、こちらは甘くありません。
アイリッシュクリームコーヒー
これは初めて見るドリンクです!どんな味か楽しみ。

Twizzlers

アメリカでは定番のお菓子
おやつのお菓子。アメリカでは定番で誰もが知ってます。
その他どのMREでも共通で入ってるもの

アクセサリーパケットはタイプB
最後はスプーン、アクセサリーパケット、FRH(ヒーター)です。
アイリッシュクリームコーヒーがあるので、アクセサリーパケットはコーヒーが入っていないタイプBです。
左上からティッシュペーパー、ウェットティッシュ、ガム、Butter Buds(バター味の調味料)、塩、レモネードが入ってました。
2014年製Menu No.7 MREの実食レビュー

メイン+マッシュポテトを温める
まずは食事を温めるところから。
今回はメインに加えマッシュポテトも温めますが、FRHの袋には一つしか入らないのでメインをFRHの中に入れ、ヒータが面している部分にマッシュポテトを置いて両方ともスリーブに入れて温めます。
7年経過したFRHは発熱が弱い事もあるのでメニューNo.11の時と同様にFRHには水と一緒に塩も少し入れ、発熱を促進させます。
温まるまで約20分ほど待ち。
メインを温める間にPB&J(ピーナッツバター&ジャム)を!
欧米ではピーナッツバターとジャムのサンドイッチの事を「PB&J」と呼び、定番のサンドイッチの一つとなってます。

パンは一つしかないのでサンドイッチではありませんが、上に塗っていきます。
まずはパンの開封から。

いわゆる食パンとはちょっと違います
少し小さめ&固めのパンです。さすがに普通の食パンは長期保存させるのが難しいと思いますので、長持ちさせるために作った結果になってます。
固さを例えるなら、カントリーマームをもう少し厚めに、柔らかくした感じです。
それではピーナッツバターとジャムを塗っていきます。

パンの大きさに対してピーナッツバターの量が多い

パンが小さめなのでジャムがこぼれてしまう
ピーナッツバターは市販のものと変わらない味です。
ジャムは写真で見てのとおり、割とゆるめで水っぽいのでちょっと傾けただけでもポタポタこぼれます。甘すぎず、人工的に感じない自然なリンゴ味のジャムです(実際はかなり人工的だと思いますが)。
ピーナッツバターとジャムを塗ってしまいうとパン自体の味はほとんどしません。次回レビューする際はパン単体での味もお伝えできればと思います。
温まったメインとマッシュポテトをいただく
パンを食べているうちにメインとマッシュポテトが温まりました。
まずはメインから
開けた瞬間、BBQっぽいお肉の香りが漂います。
味はスモーキーでグレイビーソースはちょっと濃いめの味付け。
そして食感があれに似てます、コーンビーフです。コンビーフをグレイビーソースで煮込んだら同じものが作れそうです。
次にマッシュポテトを
マッシュポテトは開けた瞬間、ガーリックの良い香りが漂います。
そして、アクセサリーパケットに入っていたバター味調味料「Butter Buds」を入れてませるとバターの香りも加わり、家庭で作ったマッシュポテトに一歩近づきました。
味はMREのマッシュポテトとしては上出来です。中に入ってるパセリの香りももちゃんと感じられ、ガーリックとバターとの良いバランスになっています。

固形の状態のお肉もちゃんと入ってる

MREのマッシュポテトとしては上出来
味が濃くて喉が渇いたのでレモネードを

若干塊になっていましたが、特に劣化はしてなさそう

あの小さい袋でかなりの量
喉が渇いたのでレモネードを作ります。
この小さい袋の粉で20oz(約560ml)のレモネードが作れますが、そんなに大きいグラスが無いのでジョッキでいただきます(笑)

※キャンティーンは↓このようなやつです
メニューNo.11の時にもレビューしてますが、甘さ控えめでレモンの酸味がすっきりするレモネードです。
デザートのオートミールクッキー

残念ながら形は崩れてしまってた
続いてデザートです。
残念ながら形は完全に崩れてしまってましたが、味は変わらないはず!
シナモンがしっかり効いてて、まさにオートミールをクッキーにしたような味です。

ちなみに定番的なオートミールは↓です
おやつのTwizzlers
アメリカ圏では定番のお菓子「Twizzlers」です。
Twizzlersの詳細は前回のメニューNo.11の時に解説してるので良ければご覧ください!
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食後のアイリッシュクリームコーヒー
最後に食後のコーヒーです。
袋に書いてある黒い線まで水を入れてよく振って混ぜます。
かなり甘いコーヒーです。
とてもクリーミーなのでデザート的な感覚で飲めます。
スモーキーな牛胸肉とガーリックの効いたマッシュポテトが美味しいMRE!
以上、2014年製メニューNo.7 Brisket Entreeのレビューでした!
メインのBrisket Entreeは香りも味も美味しく、サイドのマッシュポテトもガーリックが効いてて「アメリカの家庭料理」という感じのメニューです。
デザートがやたら多いとかも無く、中身のバランスも良いMREでした。
MREに興味があってまだ食べた事の無い方はぜひ一度お試しください!
MREについてもっと詳しく知りたい方はこちら!
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