欧米でChili with Beans(チリビーンズ)と言えば食卓の定番ですが日本ではそこまでメジャーではありませんね。
MREのメニューの一番最初にあるという事もあって「Chili with Beans」はMREでも定番のものとなっています。
今回はそんなMREの定番中の定番のメニューを紹介します!
目次
メニューNo.1「Chili with Beans」について
MREが現在と同じ24種類のメニューになったのが1996年で、2005年までの10年間は「Beef Steak」がメニューNo.1として君臨していました。
2006年のメニュー変更でメニューNo.1は入れ替わり「Chili with Beans」が登場。
以降16年間経った2021年現在もずっと続いているメニューとなります。
外装と内容物
梱包はアメリカル社、製造日を示すデートコードは5154なので、2015年5~6月頃に梱包されたものです。
そして、開封をすると以下のように内容物がさらに別の袋に入ってます。
内容物が外袋とは別の袋にさらに包まれているのはアメリカル社の特徴です。
内容物
バランスの良さそうな中身です!
内容物
チリビーンズ、ベジタブルクラッカー、コーンブレッド、チーズスプレッド、ファッジブラウニー、レモンライムジュース、アクセサリーパケット、FRH、ベバレッジバッグ、スプーン
太文字以外のものは他のメニューにも入ってます。
一つずつ詳しく見ていきましょう!
チリビーンズ(メイン)
ベジタブルクラッカー
通常のクラッカーではなく、色々な野菜の粉末が混ざってます。
チーズスプレッド
超人工的なチーズの味ですが、それが美味しいチーズスプレッド。
コーンブレッド
名前のとおり、トウモロコシで作ったパン。これもアメリカの食卓では定番。
ファッジブラウニー
ブラウニーもアメリカの家庭料理だと定番のデザート。
レモンライムジュース
最近レモンライムジュースが入ってる頻度が高い。
アクセサリーパケット
一番定番のタイプAです。
その他
左からスプーン、FRH(ヒーター)、ベバレッジバッグです。
2015年製メニューNo.1の実食レビュー
それでは、今回のメニューNo.1をいただきたいと思います!
メインの温めから
まずはメインのチリビーンズを温めるところからですね。FRHの袋にメインを入れ、水を加えます。
通常、水を入れてから10秒くらいすれば発熱し始めるんですが、ちょっと嫌な予感…
1~2分経っても全然熱を感じません。発熱を促進するための裏ワザの塩も加えてますが、もしかすると完全にアウトかも…
とはいえ、しばらく経って一気に発熱する事もあるので、ちょっとこのまま様子見しようと思います。
待ってる間に飲み物を準備
今回はベバレッジバッグを使ってジュースを準備します!
ベバレッジバッグにジュースの粉と水を加えてよく振ります。振っただけで溶けない粉の部分はモミモミして溶かしていきます。
レモンライムジュースの味は2017年製メニューNo.21でレビューしてますが、爽やかで甘すぎないジュースです、
このベバレッジバッグ、実はかなり頑丈でジッパー部分をしっかり閉めれば床や地面に落としたりしても簡単には破れません。
※興味のある方はこちらの動画もどうぞ
メインの温まり具合は?
FRHに水を加えてから15分ほど経ちましたが、、やっぱり全然温まりません。
若干熱は発しているものの、メインが温まるには程遠い熱さ。
2014年製メニューNo.6に続いて2つ目の発熱不良です。
湯煎して温める手段もありますが、戦場の兵士はそんな事できないので、このまま食べる事にします。
温まってないメインをいただく
全く温まってませんが、このままメインをいただきます。
結論、温かくなくても美味しくいただけるメインです!
油分が多くないので、油が固まってるような事もありません。
日本料理の豆の煮物なども温かい状態ではなく常温でも普通に食べられるように、同じ感覚でいけます。
味はスパイスのバランスがちょうど良く、程よい辛さです。
ベジタブルクラッカーとチーズスプレッド
続いてベジタブルクラッカーにチーズスプレッドを塗っていただきます。
通常のクラッカーとベジタブルクラッカーの味の違いですが、ベジタブルクラッカーの方が粉末野菜の風味がちょっと感じられるかな、という程度です。
ただ、チーズスプレッドを塗ってしまうと味の違いはほとんど分かりません。
おやつのコーンブレッド
次はおやつに食べるのにちょうど良い、コーンブレッドです。
コーンブレッドの特徴はなんと言ってもトウモロコシの香り。
味はパウンドケーキのように甘味がありながら、トルティーヤやトルティーヤチップスのようなトウモロコシ独特の香りが楽しめます。
デザートのファッジブラウニー
2014年製MREメニューNo.3で詳細な味のレビューはしてますが、その時のMREと比べると砂糖が結晶化したような食感は少なく、美味しくいただけました。
ダークチョコ系の深い甘味があるブラウニーで、これまたアメリカの家庭料理だと定番のデザートです。
食後のコーヒー
最後は直後のコーヒー。
何の変哲もない、フリーズドライのインスタントコーヒーです。
味は薄めなので、濃いコーヒーが好きな方はお湯の量を少なめにした方が良いです。
アメリカの家庭料理の定番を再現したメニューNo.1
以上、アメリカル社梱包の2015年製メニューNo.1「Chili Beans」のレビューでした!
MREは1食1,250kcalとかなり量もあるので普段は一度に食べきれませんが、今回のメニューNo.1はどの中身も美味しく、一度に全て食べきってしまいました。
チリビーンズもコーンブレッドもブラウニーのどれもアメリカの家庭料理の定番で楽しいMREです。
MREに興味があってまだ食べた事の無い方はぜひ一度お試しください!
MREについてもっと詳しく知りたい方はこちら!
-
MREとは?レーションってどういう意味?アメリカ軍の戦闘糧食について
MRE(エムアールイー)はMeal Ready to Eatの略で、直訳をすると「準備の整った食事」となります。 アメリカ軍が戦場の兵士に配給している戦闘糧食(レーション(Ration)、正しい発音は ...
続きを見る