「好きな食べ物」は人によってさまざまではありますが、色々なランキングを調べたところ上位に入ってくるものは「カレーライス」「ラーメン」「ハンバーグ」「焼き肉」「鶏のからあげ」「餃子」など。
嫌いという人は珍しい日本では定番のメニューが揃ってますね。どの年代でも人気です。
今回はそんな好きな食べ物ランキングの上位に必ず入ってくるメニューの一つであるハンバーグがメインの戦闘糧食「煮込みハンバーグ」を食べてみたので実食レビューをお届けさせていただきます!
ハンバーグも色々なタイプがありますが、どんな味に仕上がってるのでしょうか?
目次
自衛隊戦闘糧食Ⅱ型「煮込みハンバーグ」について
戦闘糧食Ⅱ型の煮込みハンバーグは日本ハム株式会社が製造と納入をしています。
日本ハムといえば少し前に戦闘糧食と同等品のメニューを一般向けにも販売を開始して話題になりましたね。
同じ日本ハム製の戦闘糧食だと、当サイトではポークソーセージステーキをレビューさせていただいてます。
一般向けの商品はこちら!
一般向けのものは賞味期限が5年超ありますが、本物の戦闘糧食は納入から3年。
今回いただくものは2019年3月に納入されたものなので、2022年3月が賞味期限となっています。
ただ、外袋に記載の期限より実際の賞味期限の方が長い事も多いので、そこについてはこの後の中身の確認の際に見ていきましょう。
なお、戦闘糧食全般に関する事は下記「戦闘糧食について」の記事で解説していますので詳しく知りたい方はぜひご覧ください!
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自衛隊の戦闘糧食について徹底解説!Ⅰ型とⅡ型の違いは?
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内容物
内容物は煮込みハンバーグ、白飯、ドライカレー、トレー、スプーンの5点。
これまではご飯パックに零れないように上からおかずをかけて食べてましたが、食べやすさなど変わるのでしょうか?
戦闘糧食Ⅱ型「煮込みハンバーグ」の準備&中身の確認
加熱方法は他の戦闘糧食同様、外袋のまま湯煎で30分ほど温める形となります。
が、ここで問題発生です。。
トレーが付いてるタイプはどうやら他の戦闘糧食よりも横幅が大きく、いつも湯煎用に使ってる鍋だと小さすぎて中に収まりません。
フライパンを使おうかなとも一瞬思いましたが、別に無理をして外袋のまま湯煎する必要もないので、今回は先に中身を取り出してから温めたいと思います。
という事でいつものレビューとは逆で、先に中身を見ていきたいと思います!
内容物の再確認
トレーが入ってるタイプはご飯類もレトルトパウチなんですね!
パックの場合はどうしても湯煎だと熱が行き渡りきらずに固いままの部分があったりもしましたが、パウチであればより確実に温まりそうです。
一つ一つ、もう少し詳しく見ていきましょう!
煮込みハンバーグ
メインの煮込みハンバーグは日本ハム株式会社が製造しているもの。
170g入りでカロリーは196kcal。
一般向けに販売されているものが115gなので、実物は約1.5倍ほど大きくなっています。
中身の賞味期限も外袋に記載と同じ、2022年3月が賞味期限となっていました。
白飯
白飯はフクシマフーズ株式会社が製造、東洋水産株式会社が販売しているものでした。
ここら辺はパックタイプの白飯と同様ですね。
容量は200g入りで320kcal。
レトルトパウチだと量が少ないように感じますが、実際はパックと全く同じになっています。
白飯も煮込みハンバーグ同様、2022年3月が賞味期限でした。
ドライカレー
ドライカレーも白飯同様、フクシマフーズ株式会社製造、東洋水産株式会社販売のものとなっています。
容量も同じく200g、カロリーは329kcalです。
賞味期限も同じ2022年3月。
中身によって賞味期限がバラバラになってる事が多いですが、今回は全て全く同じという結果でした。
そして、3品合わせて総カロリーは845kcal。
通常の生活を送っている一般人であれば一食として十分ですが、過酷な現場で活動する隊員向けのものとしては若干少ない印象でしょうか?
早速湯煎して食べる準備に入ります!
湯煎
外袋のままだとはみ出ていましたが、中身だけならすっぽり。
このまま水を注いで火にかけます。
お湯が沸いてきたのでこのままフタをして30分待つとします。
戦闘糧食Ⅱ型「煮込みハンバーグ」の実食レビュー
外袋のままの湯煎なら30分程度必要ですが、中身だけの場合はちょっと長すぎたかもしれません。
かなり熱くなって膨れ上がってるので下手にパウチを持つと火傷しそうです。
盛り付けをしていきます。
トレーに盛り付けます
ドライカレーはスルッと綺麗にパウチから出せました。
大変なのは白飯でした。
湯煎の時間が長すぎたせいか、ご飯がかなり柔らかくなってパウチの内側にくっついていて取り出すのに苦労しました。。
小さいスプーンでなんとか掻き出しました。
そして最後にメインの煮込みハンバーグを乗せて盛り付け完了です。
ご飯パックにおかずを乗せるのとはまた印象が変わって良いですね。
煮込みハンバーグの味は?
まずはメインの煮込みハンバーグから。
ほんのりトマトの酸味と香りを感じるソースで味付けされててとても美味しいです!
デミグラス系の甘さのあるソースかなと想像してましたが、どちらかというと甘味少なめのあっさり寄りです。
みじん切りにされた玉ねぎの風味もあり、全体的にフワッと柔らかめに仕上がっています。
ハンバーグ単体としてはとても上品で美味しいんですが、白飯と一緒に食べると少し味の薄さが気になりますね。
汁がそこまで多くないのでもう少し量を増やすか、味付けを濃いめにしてもらいたいところです。
とはいえ、MREのビーフパティなどと比較しても味のクオリティは各段に高いハンバーグでした!
ドライカレーの味は?
続いてドライカレー!
正直なところそんなに特別な味はしません(笑)
味付けは薄味寄りですが、そのままでも全然食べられます。
カレーのスパイスとハンバーグの汁が組み合わさると味変してまた違った味も楽しめて良いですね。
ドライカレー+煮込みハンバーグならちょうど良い味の濃さになります。
まとめ
以上、今回は自衛隊戦闘糧食Ⅱ型「煮込みハンバーグ」の実食レビューでした!
味が濃いという印象が強い戦闘糧食ですが、それは缶詰タイプのⅠ型時代のものが中心で、最近のメニューはとても上品に仕上がってますね。
若干薄味すぎるかな?と気になる部分ではありました。
「美味しくないから改善を」と要望をした議員のニュースが最近出てましたが、個人的にはかなり味のクオリティは高いと思います。
今回の煮込みハンバーグについては一般向けにも販売されてるので気になる方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
非常時用の備蓄としてもオススメです!