メキシコ料理を代表する料理といえばタコス。
日本料理といえば寿司というくらい世界中でもポピュラーな料理です。
そして米軍の戦闘糧食でもあるMREには2013年からメニューNo.6として「Beef Taco」が存在し、当サイトでも2014年の同メニューを以前にレビューさせていただきました。
2014年製の中身はタコスのフィリングに対してトルティーヤが2枚、他にパンなどが入ってるわけでもないのにピーナッツバターとジャムが入っていたので、トルティーヤ1枚はタコス、もう1枚はピーナッツバターとジャムで食べる事に。
さらに、アップルジャムがあるのにデザートはアップルソースというなんとも不思議な組み合わせのMREでした。
果たして2015年製の中身は改善されてるのでしょうか?
今回は2015年製メニューNo.6「Beef Taco」を実食レビューさせていただきます!
2014年製のレビューを先に見たい方はこちらからどうぞ!
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【米軍MREレビュー】2014年製メニューNo.6 Beef Tacoを実食した感想!
今回は2014年製、SOPAKCO社梱包CASE AのメニューNo.6「Beef Taco」をレビューさせていただきます! ビーフタコスですね! 内容物 実食レビュー を早速見ていきましょう! 目次1 ...
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目次
メニューNo.6「Beef Taco」について
「Beef Taco」がMREのメニューとして登場したのが2013年。
以降、9年経った2021年現在もメニューNo.6として長く続いている、MREの定番メニューの一つです。
外装と内容物
まずは外装から。
アメリカル社製でデートコードは5160。2015年7月製造のMREです。
そして袋を開けるとアメリカル社製特有の二重パッキングで中身が入ってます。
この時点で色々「?」という方は、アメリカル社やデートコードの事など下記「MREとは?」の記事で解説してるので是非先にご覧ください!
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内容物
今回の中身は以下のようになっていました!
内容物
タコフィリング、トルティーヤ、スパイスソースアップル、バニラプリン、ピーナッツバター、アップルジャム、フルーツポンチ、シーズニングブレンド(香辛料)、アクセサリーパケット、FRH、ベバレッジバッグ、スプーン
なんと、2015年版もピーナッツバターとジャム入りでした(笑)。もちろんパンは無く、トルティーヤで食べる組み合わせのようです。
そして、前回はおやつとしてペパロニピザクラッカーが入ってましたが今回はおやつ無し。替わりにスパイスソースアップルとバニラプリンというデザートが2つ入ってました。
とりあえず一つずつ見ていきましょう!
タコフィリング
メインのビーフタコフィリングです。
トルティーヤ
トウモロコシではなく、小麦粉で作ったトルティーヤ
スパイスソースアップル
スパイスの効いたソースに入ったリンゴですね。どんな中身かはこの後のレビューで。
ちなみに、今回のMREはアメリカル社製ですが、こちらのスパイスソースアップルはワーニック社製です。
バニラプリン
日本で「プリン」を聞くと所謂プッチンプリンのようなものを思い浮かべますが、欧米だとちょっと違います。
詳しくはこの後のレビューで!
ピーナッツバター
MREでは定番のピーナッツバターです。
通常はパンに塗って食べますが、今回はどうしましょう。
アップルジャム
ピーナッツバター同様、食べ方に迷います。
シーズニングブレンド
タコフィリングに入れる香辛料。
フルーツポンチ
その他、各MRE共通で入ってるもの
アクセサリーパケットの中身
左上からコーヒークリーム、コーヒー、砂糖、ウェットティッシュ、ティッシュ、塩、マッチ、シナモンガム。
2015年製メニューNo.6の実食レビュー
改めて中身を見ても不思議な組み合わせです。
何はともあれ、食べたいと思います!
タコフィリングの温めから
発熱不良が続いている同ケースのFRH。前回レビューをした2015年メニューNo.12が塩を混ぜる裏ワザで瞬間的でも勢いよく発熱してくれたので、今回も同様に水と一緒に塩も入れます。
今回は塩を入れるのとは別でさらに、発熱材が水に浸かるように下の方に押し込みます。
10秒くらい待ってみましたが、今のところ反応無し。。
しばらく待つと一気に発熱する事も多いので、ちょっと待ってみたいと思います。
実験失敗
5分ほど待ってみましたが、今回は完全にダメです(笑)
ほんのり温かくなっているものの水を蒸気に変えるほどの熱はなく、このまま待っても温まる気配がありません。
今回は常温で食べたいと思います。
まずはそのままで一口
しっかりスパイスは効いてるものの、辛さはありません。牛挽肉の味わいもしっかり。
少し単調な味なのでシーズニングブレンドを加えます。
正直あまり変化を感じません(笑)
トルティーヤでタコスをいただきます
やっぱりトルティーヤはタコスにして食べたいので、今回は2枚ともタコフィリングでいただきます。
トルティーヤがしっかり味わえる甘味もあるので、全体的な味の幅が広がりました!
そして、案の定反対側からフィリングがこぼれまくります。。
意外とトルティーヤの味が強いので、2枚目はタコフィリングの量を増やしました。
反対側はなるべくこぼれないように丸めて食べたものの、やっぱり噛むたびにあふれ出てきてしまいます。
トルティーヤはやっぱり2枚ともタコスにして食べて良かったなと思います。
ピーナッツバターとジャムは今回はおあずけ
ピーナッツバターとジャムは付けて食べるものが無くなってしまったので、、今回はおあずけです。
デザートのスパイスソースアップル
2014年版のデザートはアップルソースでしたが、今回はスパイスソースアップル。
スパイスはシナモンの事を指していて、リンゴとシナモンの良い香りです。
そして、味はアップルパイに入ってるリンゴそのもの。温めても美味しくいただけそうです。
2つ目のデザート。バニラプリン
こちらは袋の粉に水を混ぜて1分ほどよく振れば出来上がるプリン。
写真のようにカスタードをさらにドロドロにしたようなプリンの完成です。
プッチンプリンももちろんプリンですが、欧米だとこのようドロドロしたような状態のものもプリン(プディング)。
かなり甘めで、カスタードにもっと粘りとバニラの香りを加えたような味です。
ちなみに粉に水を入れて振ったあとスプーンでかき混ぜますが、袋が深いのでめっちゃ手がプリンだらけになります(笑)
食後のコーヒー
前回レビューをした2015年製メニューNo.12のコーヒーは残念ながらカビてしまってましたが、今回は全くその気配無し。
製造途中で含まれてしまった僅かな水分があるかないかで変わってくるのでしょうね。
味は普通ですが、美味しいコーヒーです。
ちょっと物足りなさはあるものの無難な味のMRE!手はめっちゃ汚れます
以上、2015年製メニューNo.6「Beef Taco」の実食レビューでした!
ピーナッツバターとジャムを食べなかったからか、少し物足りなさを感じるMREでした。
トルティーヤはタコスとして食べるべきなのに、不思議な組み合わせが改善されてなかったのは少し残念。
ただ、調べてみたところ2016年製のものは少し改善されてるみたいです。家のストックとしては2017年のCASE Aがあるので、いずれレビューさせていただくと思います。
タコスとバニラプリンは手が汚れまくるので気を付けて食べないと大変です(笑)
ただ、そういう部分も含めて楽しめるのがMRE。
まだ試した事の無い方はAmazonや楽天市場などでも購入可能なので是非一度お試しあれ!