「鯖の生き腐れ」という言葉があるとおり、サバは鮮度がすぐに落ちやすく、腐りやすいのが特徴です。
そのため、刺身などで食べるよりもシメサバや味噌煮、焼き鯖などで食べる事の方が馴染みがありますね。
魚の缶詰としてもイワシに続いて定番で、非常食として備蓄してる人も多いのではないでしょうか？
今回はそんな「鯖」がメインの自衛隊の戦闘糧食「さばトマト煮」をレビューしたいと思います！
健康にも良くて積極的に食べたい青魚の鯖。どんな仕上がりになっているのでしょうか？
目次
自衛隊戦闘糧食Ⅱ型「さばトマト煮」について
さばトマト煮は新成物産株式会社が製造＆納入。
賞味期限は1年間で今回いただくものは2020年11月製造、2021年11月のものです。
なお、戦闘糧食の全容については下記記事で解説してるのでもっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください！
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自衛隊の戦闘糧食について徹底解説！Ⅰ型とⅡ型の違いは？
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内容物
中身は白飯、ドライカレー、さばトマト煮、スプーンの4点。
外袋は加熱後に開封をするので一つ一つ詳しくはこの後見ていきたいと思います！
さばトマト煮の準備
米軍MREのFRHのように加熱材があれば良いのですが、持ち合わせていないので湯煎で温めます。
湯煎であれば外袋のまま、30分程度の加熱でOK。
さっそく温めていきましょう！
湯煎
家にある鍋だとちょうど1つ収まるサイズです。
フタをしてこのまま待ちます。
お湯の吹きこぼれに注意
20分程度のタイミングで一度裏返します
「豚甘辛煮」のレビューの時に初めて戦闘糧食Ⅱ型をいただきましたが、その際に上側の白飯に熱が行き渡っていなく、結果として電子レンジで追加加熱をする結果となりました。
今回は前回の失敗を元に、20分経ったタイミングで一度裏返し、全体に熱が行き渡るようにします。
裏返しました
この状態であと10分ほど待てば完成です！
豚甘辛煮のレビューはこちらから！
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【自衛隊戦闘糧食Ⅱ型】豚甘辛煮の実食レビュー！
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内容物の再確認
加熱が完了しました
裏返す際に少し穴が開いたっぽく、若干水が中に入ってますが、特に問題は無いでしょう。
パックタイプの白飯、ドライカレーとレトルトパウチのさばトマト煮、スプーン（スポーク）となっています。
白飯
外装以外は市販のパックご飯と一緒ですね。
製造はホリカフーズ株式会社で、これ一つで296kcal。
ドライカレー
ドライカレーもパックご飯タイプ。
製造はフクシマフーズ株式会社で、販売がマルちゃんラーメンで有名な東洋水産株式会社となっています。
カロリーは1パックで332kcal。
さばトマト煮
そしてこちらがメインのさばトマト煮。
製造は株式会社三星、販売はいなばデリカフーズ株式会社となっています。
カロリーは279kcal。
全て合わせると907kcal。一食としては十分ですね。
それでは実食で味をお伝えしたいと思います！
さばトマト煮の実食レビュー
ドライカレーはそのまま食べて問題無さそうなので、さばトマト煮は白飯に乗せて食べる形になりそうです。
さばトマト煮の味は？
さばトマト煮は全て白飯に乗せます
香りはサバの缶詰そのもの。
前回レビューをした豚甘辛煮はかなり味が濃いめで、それひとつで白飯2つが食べられるようになってましたが、そこまで濃くない味となっています。
そして、もっと赤くてがっつりトマト！というイメージをしてましたが、味含めてトマト感はそこまでありません。
トマト感はほとんど感じません
どちらかというと野菜とサバを一緒に甘辛く煮込んだシンプルな味わいですが、とても安心して食べられる仕上がりとなっています。
ドライカレーの味は？
続いてはドライカレー。
カレーらしくスパイスの香りがとても良くて味は少し薄めの印象ですが、メインのさばトマト煮と一緒に食べるほどではなく、そのままで十分いただける味付けです。
辛さは10段階でいうと4くらいでしょうか。そこそこの辛さとなってます。
お肉と野菜も入ってるのでそれぞれの旨味も出てる
野菜にお肉も入ってるので、単にカレー風味のご飯というわけでなく、単体でしっかり食べられるドライカレーです。
ごちそうさまでした
まとめ
以上、戦闘糧食Ⅱ型「さばトマト煮」の実食レビューでした！
戦闘糧食はエネルギー源であるご飯を少ないおかずで多く食べられるように濃いめに味付けされているのが特徴ですが、今回のさばトマト煮に関してはそこまで濃くはなく、ご飯1つでちょうど良い、替わりに単品で食べられるドライカレーはそのままで食べられるようになってました。
トマト感はあまりなかったものの、日本人には慣れ親しんだ安心して食べられる味わいでした、
戦闘糧食そのものはなかなか手に入れづらいものの、パッケージが異なる同等品であれば民間用に市販されてますので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか！
Amazonや楽天市場でも購入が可能です。
