長期保存できる非常食とえばレトルト食品、缶詰、乾パンやストックライスのようなパックご飯がメインですが、「5年間保存できるおにぎり」なるものをアマゾンで見かけたので早速試してみる事にしました。
お水かお湯を注ぐだけで出来るみたいですが、果たして味はどうなのか?ちゃんとした「おにぎり」なのか?
もちろん、非常食の選択肢はアリなのか?もレビューさせていただきます!
目次
尾西食品「長期保存対応 携帯おにぎり」とは?
「長期保存対応 携帯おにぎり」は「アルファ米」を開発した尾西食品株式会社が製造する備蓄保存食で、お湯か水を注ぐだけで食べられるのが特徴。
アルファ米は水を吸収すると膨らみますが、袋の形がおにぎり型になってるので膨らむ過程で自然とおにぎりの形に仕上がります。
なんと、国内初の宇宙日本食としてJAXAに認定された宇宙食用のおにぎりが原型になっています。
価格は1個当たり216円。ただ、販売店や何個入りセットを買うかによって変わってきます。
楽天市場やAmazonなどで購入可能なので一度チェックしてみてください。アルファ米とは?
アルファ米は炊きあがったご飯から水分をだけを抜いたもので、再度水分を足してあげる事で元の状態に戻す事が出来ます。
一見フリーズドライと似ているようですが、フリーズドライは冷凍してから乾燥させる過程で細かい穴が開いて素材の構造が変わるので、お米の元の食感を楽しむという面ではアルファ米の方が楽しめるようになっています。
※参考:尾西食品株式会社公式サイト
そして、乾燥させているので微生物が繁殖して腐敗しづらいので長期保存が可能となっています。
尾西食品株式会社とは?
尾西食品株式会社はまさにこのアルファ米を開発した会社で、携帯おにぎりシリーズ以外にもさまざまなアルファ米ご飯シリーズや長期保存が可能な「ひだまりパン」など、さまざまな商品を開発・製造しています。
尾西のひだまりパン プレーン 6個セット 尾西食品 ▼ 防災食 非常食セット
現在は亀田製菓株式会社の100%子会社となっています。
「長期保存対応 携帯おにぎり」を食べてみた感想とレビュー!
前置きが長くなってしまいましたが、携帯おにぎりを購入して試してみたので感想とレビューさせていただきます!
今回購入したのは「わかめ」「鮭」「五目おこわ」の3種×3個セット。このうち、まずは五目おこわをいただいてみたいと思います。
携帯おにぎりを作る手順
携帯おにぎりの作り方は以下とおりです。
- 袋表面のシールを剥がす
- 袋を開ける&脱酸素剤を取る
- お湯または水を入れる
- チャックを閉めて良く振って待つ
- 食べやすい形に袋を開けて食べる
手順どおりに作っていきます。
袋表面のシールを剥がす
表面のシールを剥がすと水を入れる目盛りの赤い線があるので、この線までお湯か水を入れます。
わざわざシールが貼ってあるのは光が入らないようにするためですね。
袋を開けて脱酸素剤を取り出す
こちらが袋を開けた中身です。
本当にこれがおにぎりになるの?と思ってしまいますが、とにかく手順通りやってみましょう。
水を入れる
お湯であれば15分、水であれば60分待てば出来上がります。
お湯が早くて楽ですが、災害時やアウトドアでお湯が沸かせない状況を想定して今回は常温の水で作ってみたいと思います。
1時間経ったので開封していただきます
1時間経ったので、袋をさらに切り口に沿って開けていきます。
ちゃんと握ったおにぎりまではいかないものの、それなりにおにぎりっぽい形になってますね!
お味は?
一番肝心な味ですが、具材の五目がしっかり味付けされていてちゃんとした「おにぎり」になってます。
お米全体に味付けが行き渡っているいるというより、具材が味の決め手となっていますね。
そして、お米の食感はアルデンテな印象です。
決して芯が残ってて固くて食べられないという事は無いものの、少し歯ごたえがあります。
お湯の場合はもう少し柔らかくなるかもしれません。
非常食なので当然、コンビニや実際に握ったおにぎりと比べてしまうのはちょっとナンセンスかなと思います。
味としてはコンビニおにぎりの方が断然に美味しいですが、非常時や大自然のアウトドアだったら十分心癒してくれる味になってますよ!
お湯でも作ってみた
お水で作った場合はご飯が少しアルデンテな食感でしたがお湯ではどうでしょう?
「わかめ」をお湯で作って食べてみたいと思います。
同じ手順でお湯を入れる
水で作った時同様に赤い線までお湯を入れてよく振ります。
そして15分ほど待てば完成です。
まずは味ですが、五目おこわ同様にお米全体に味が付いているというより、わかめに程よい塩加減が付いています。
気になる食感は水で作った際よりも若干柔らかさを感じるものの、同様にアルデンテでした。
そこまで劇的に変わるわけではありません。
そして食べ比べてみた結果、お湯だと袋の中で湯気が発生するためか少し水っぽく感じ、個人的には水で作った方が好みです。
ただ、15分という短い時間で作れるのはお湯のメリットですね。
非常食としてはもちろん、アウトドアのお供としてもオススメ!
以上、今回は尾西食品株式会社の5年間保存可能な「長期保存対応 携帯おにぎり」の紹介と食べてみた感想&レビューでした!
恐らくお湯で作るのが一番美味しく食べられますが、お湯が用意できない環境でも水で作れる点は高ポイントですね。
かさばらないので備蓄食料としてはもちろん、普段使っている鞄・バッグに1つ入れておけば帰宅困難時などにも活躍しそうです。
僕は普段使ってるバッグに日本製レーション「THE 救難食糧 ER」を一つ入れてますが、携帯おにぎりも1パック入れておこうと思います。
登山やキャンピングにも相性は抜群ですね。
価格も手頃なので是非一度試してみてください!