国ごとにそれぞれ特徴の異なるレーション。
自衛隊の戦闘糧食が世界の戦闘糧食コンテストで1位に輝いたという話も有名ですが、美食の国であるフランスのレーションは他の国では見られないようなものが多く詰まっています。
今回はフランス軍「RCIR」のメニューNo.5を食べてみたので、中身の紹介から実食レビューをお届けしたいと思います!
当サイトで2つ目のRCIRレビューです!
フランス軍RCIRメニューNo.14の概要

今回レビューをさせていただくメニューNo.14は賞味期限が2024年4月のものなので、2年前ほどに切れています。
フランス軍のRCIRは大きく分けて「豚肉を含むもの」「豚肉を含まないもの」の2種類がありますが、今回のは前者の豚肉を含むもの。

以前レビューをしたメRCIRメニューNo.5は豚肉を含まないものでした。

ここから開ける
早速開封に進んでいきましょう!
箱の端にある部分から簡単に開けられるようになっています。

箱入りのレーションはどの国のものもそうですが、綺麗に収まってますね。


そして中身の全体像がこちら!
1日分の食糧や備品が詰まってるので、それなりの量ですね。
メニューNo.14の中身

箱に印字されている中身の一覧
ここからは中身を一つ一つ、詳しく見ていきましょう!
ミューズリー

一つ目は朝食用のメイン、ミューズリーです!
ご存じでない方に説明をすると、ミューズリーはオートミールにチョコやドライフルーツなど(今回のものはチョコ)を混ぜてシリアルのように牛乳などをかけて食べる、海外ではとして良く食べられる定番な朝食の一つです。

これ一つで412kcalです。
ビスケット

2品目は3種類の味が含まれているビスケット!

2枚入りのものが8袋、合計200g分入っています。

食事の主食としても、おやつとしても食べられます。
鴨の砂肝とキヌアのサラダ

こちらはメイン2品目の、鴨の砂肝とキヌアのサラダです!
バーコードの上に書かれていますが、こちらは温めずにそのまま食べられる品となっているので、急いでいる時にササっと食べられますね。
300g入り、471kcal。
豚の頬肉とラビオリ

3つ目のメインは豚の頬肉とラビオリ!
フレンチやイタリアンのレストランのメニューにありそうな、何ともフランス軍のレーションらしいメインですね。
メイン1品目と同じく300g入り、カロリー量は651kcal。
プロセスチーズ

サイドメニュー1品目のプロセスチーズ!
日本ではなかなか見かけない缶入りのチーズですが、これまたフランスのレーションらしいですね。


何g入りか、写真に収めるのを忘れてしまいましたが、100gあたりだと267kcal。
サバのリエット

サイドメニュー2品目はサバのリエット!
本来リエット「豚の塊」という意味で、パテのようなフランス料理の一つです。
名前のとおり通常は豚肉ですが、こちらは鯖で作ったものなんですね、


こちらも内容量を記録するのを忘れてしまいましたが、100gあたり224kcal。
スープ

こちらは袋入りのスープ!
袋に「ポタージュ」と書いてあるので、コーンポタージュなどを思い浮べますが、ポタージュはフランス語で「スープ」なので、日本で思う浮かべるポタージュなどとはちょっと違うかもしれませんね。

250ml(1ℓの1/4)の、70℃お湯で作ると書いてあります。
モカエナジーバー

次はおやつ1品目のモカエナジーバー!
前回レビューしたメニューNo.5にも入っていたので、全メニューに入っているものと思われます。

100gあたり450kcal。
シリアルバー

おやつ2品目のシリアルバー!
前回レビューしたメニューには入っていなかったものです。

100gあたり458kcal。
ヌガーバー

おやつ3品目はフランスの伝統的なお菓子、ヌガーのバーです!
こちらは前回のメニューにも入っていましたね。
写真はありませんが、100g入りで366kcal。
チョコ

おやつ4品目はレーションの定番、チョコです!
「NOIR(黒)」と書いてあるとおり、カカオ65%のダークチョコ。

25入りなので、一つで焼く140kcal。
フルーツバー(梨味)

こちらは梨のフルーツバー!
ちなみに前回レビューした際はラズベリー味のものが入っていました。

100gあたり338kcal。
プルーンのジャム

続いてはプルーンのジャムです。
こちらはビスケットに付けて食べるのが良さそうですね。
スポーツドリンク

こちらは飲み物のスポーツドリンク!
左下にマンゴー紅茶味と書いてありますが、フランスだとマンゴー紅茶は定番なのでしょうか?
アクセサリーパケット(飲み物等)

こちらは飲み物などがまとまったアクセサリーパケットです!

左上からカカオ、塩・胡椒、砂糖、紅茶(2種類)とコーヒー2つ。
簡易ストーブ

次はメイン料理の缶詰を温めるための簡易ストーブなどです!
エズビットストーブと呼ばれる簡易ストーブと着火剤の他、水の浄化剤、温めた缶詰を持ち上げるための道具などが入っています。

着火剤が6個も入っているのでレビューだと使い切れませんが、戦場などの現場だとスープやコーヒー用のお湯を沸かす際にも使うので、これくらいの数があると安心ですね。
ティッシュ

最後の品はティッシュ!
MREなど各国のレーションに必ず入ってますが、これまでの経験上、フランス軍のものが一番使いやすいです。

メニューNo.14の実食レビュー

ここからは実食レビューに移っていきたいと思います!
これまで24時間用のレーションをレビューする時は朝食、昼食、夜ごはん、おやつという感じで分けていましたが、今回は時間をかけて少しずつ食べた事もあり、純粋に食べた順にレビューさせていただきます!
クラッカー(シリアル)の味は?

賞味期限切れによって酸化した香りがする
さて、食べた順番にレビューと書きましたが、まずは朝食としてシリアル味のクラッカーからいただきます!
そしてクラッカーの箱を開けた時点で少し嫌な予感が的中しました。。
賞味期限切れによって油の酸化してしまった香りが漂います。

恐る恐る一口食べてみましたが、ほんの少しだけ酸化した香りがするものの、シリアル味についてはまだ食べられる状態でした。
ほんのりとした甘みと少しの塩気のバランスがよく、オーツなどの穀物の香りと食感が美味しいクラッカーですね。
メイン料理と一緒にというよりは、このままおやつとして食べるのにも十分に満足できます。
スープの味は?

続いてはスープです!
器に入れ、250mlのお湯で作ります。

粉末はオニオンパウダーのような香りがしますね。


お湯を注ぐと美味しそうなオニオンスープの香りが漂います。
味もしっかりオニオンスープで、塩気と玉ねぎならではの甘みも美味しいですね。

細かく刻まれたオニオンが入ってるので、オニオンスープの触感もしっかり再現できていますね。
クルトンっぽいのも入ってますが、とても柔らかくふやけてしまってるので食感は感じられず、カリカリ感は皆無です。
人参の甘みと旨味もしっかり感じられて美味しく、パセリも香る上品な味わいです。
プレーン(塩味)クラッカー&チーズの味は?

続いてはプレーン(塩味)のクラッカーと、缶詰のチーズをいただきます!
まずはチーズを開けてみましょう。

チーズは特に劣化もなさそうですね。
ただし、クラッカーの方は完全に酸化してしまってるのが香りでわかります。
少しだけかじってみましたが、味も酸っぱくてとても食べらる状態ではありません。

チーズは思ってたよりとても柔らかく、スプレッドみたいです。

缶詰なのでさすがにプロセスチーズ感は満載です。
例えるとMREのチーズスプレッドから塩気を無くしたような感じでしょうか。
鴨の砂肝とキヌアのサラダの味は?

続いてはメインの一つ、砂ぎもとキヌアのサラダをいただきます!
塩と胡椒も使ってみます。

感を開けるとパプリカをはじめとした各食材の自然な香りがとても美味しそうですね!


少し皮の残ったパプリカ、柔らかいキヌア、コーンと食感が色々です。
砂肝と聞くとあの独特のコリコリとした食感を想像しますが、とても柔らかくて砂肝というより、普通の鴨肉に感じます。
塩味がベースで余計な味付けはされていなく、各食材の旨味を活かした美味しいサラダですね。キヌアによって豆料理のような印象でもあります。

飛行機の機内食に出てきそうな味です。
マスタードによる酸味が良いアクセントになっていますね。辛味はありません。
玉ねぎとパプリカが全体に甘味を加えています。

用意したブラックペッパーをかけてみましたが、あまり風味は変わらないですね。
やや味が薄目なので塩をかけてちょうどいい具合になりました。このへんも機内食感が感じられます。
クオリティの高い、フランス軍のレーションならではメイン料理でした。
ミューズリーの味は?

別日の朝食としてミューズリーをいただきます!
まずは器に開けてみましょう。

袋を開けると強すぎないチョコの香りが美味しそうです。

このままでは固くて食べられないのは見た目からもなんとなくわかりますね。

牛乳で作ればより美味しく食べられそうですが、戦場で牛乳を使うことはなかなかないと思うので、水で作ります。
水を入れるとオーツの香りが一気に広がって食欲をそそります。

味は甘すぎなくて上品、チョコの食感と香りが良いですね。
もし味を薄く感じたら、コーヒー用の砂糖を入れても良いかもしれません。

モカエナジーバーの味は?

おやつにモカ味のエナジーバーをいただきます!
こちらもまずは開封。

特に問題ないかなと思ってましたが、プレーンのクラッカーと同様に酸化してしまっており、残念ながら食べることはできませんでした。
ちゃんとしたレビューを見たい方はメニューNo.5の記事をご確認ください。
シリアルーバーバーの味は?

一つ目のエナジーバーがダメだったので、シリアル味のものを食べてみたいと思います!

袋を開けてすぐに、こちらも酸化でダメになっていることが分かりました。
残念ながら前回レビューした中には入ってなかったので味はわからず。今後レビューするメニューの中に酸化してないものがあるのを願います。

チョコの味は?

三度目の正直で、チョコを食べたいと思います!
チョコレートにも油分は含まれてますが、クラッカーなどのように酸化して食べられないということはほぼ無いので、おそらく問題はないはずです。

さすがに賞味期限からそれなりに時間が経ってるので見た目は油が分離してしまってますが、味に影響はありません。
甘さ控えめの美味しいダークチョコでした。
豚頬肉のラビオリの味は?

続いてはメイン料理の2品目、豚頬肉のラビオリをいただきます!
こちらは温める必要があるので、簡易ストーブを用意して使います。

缶を開けるとすぐにチーズの美味しそうな香りがしますね。
簡易ストーブに火をつけて温めます。

簡易ストーブの着火剤は完全に消火するまで10分くらいかかるので、柔らかくになり始めたらスプーンで少しずつかき混ぜながら温めます。

しっかり温めることができました。

味としてはチーズがしっかり、特にブルーチーズであるロックフォールの香りがとても美味しいですね!

本格的な味ではありますが、ブルーチーズが苦手な人は少し要注意かもしれません。
薄味というわけではありませんが、塩はかけてもそこまで濃くならないですね。

お肉はほろほろで柔らかくて美味しいですが、味自体はそこまで主張がなく、やはり全体的にチーズの主張が強いです。

ブラックペッパーもかけてみましたが、チーズによって香りは飛ばされてしまいます。

底の部分に少し焦げて固まったお肉は香ばしく、一段と味に深みが増しています。よくかき混ぜて食べるのがコツです。
こちらもやはりレーションとしてのクオリティは高く、フランスならではのものとなっています。
ココアとチョコ味のビスケットの味は?

続いてはココアとチョコ味のビスケットをいただきます!
まずはココアから作っていきましょう。

見た目はいたって普通なココアです。

お湯の量によっても変わってきますが、すっきりとした飲み心地のココアですね。
甘すぎずさっぱりしています。

チョコ味のクラッカーも酸化していなく無事食べることができました。
チョコとココアとの組み合わせが相性良く、良い朝ごはんになりました。

鯖のリエットの味は?

続いては鯖のリエットをいただきます!

缶を開けるとピーマンをはじめとした野菜と鯖の美味しそうな香りを感じることができますね。

味もピーマンの甘みと、そのの裏に鯖の旨味が広がって、これまた上品で美味しいですね。
食感は完全にツナみたいで、パテというよりもツナサンドの中身のように感じます。

オリーブも入っているので独特の歯ごたえと、その塩気がアクセントになっています。
単体で食べましたが、何か主食がほしくなりますね。プレーンのクラッカーと一緒に食べられないのが少し残念でした。
ヌガーバーの味は?

おやつとしてのヌガーバーをいただきます!

こちらは以前も食べていて、油は含んでない印象だったので問題ないと思ってましたが、他のエナジーバーと同様に酸化してしまっていて食べられませんでした。

フルーツゼリーバーの味は?

ダメになってしまっていたものが続くのでどんどんいきます。次はフルーツゼリーバーです。
さすがにこちらは油を含んでいないので痛みはないでしょう。

予想通り全く問題なく食べることができました。
梨の香りが広がり、しつこくない甘さが美味しいですね。

食感は固すぎず柔らかすぎず、外側の砂糖によって触感がシャリっとしています。
賞味期限内だともう少し柔らかいかもしれませんが、特に違和感なくいただけました。
コーヒーの味は?

続いてはコーヒーです!
MREのコーヒーは紙とアルミのような袋を使ってるので傷んでしまっているものもありますが、こちらはプラスチックの袋に入っていて水分が侵入する心配がないので、安心して飲めそうです。

コップに開けてみましたが、見た目的にも全く問題ないですね。

酸味の少ない、ロースト感を感じる、至って普通なインスタントコーヒーです。
紅茶の味は?

次は紅茶をいただきます!
2種類あるうちの、普通の紅茶です。

ティーバッグなのでコップに入れ、お湯を注ぎます。

こちらも至って普通ですが、ホッとする美味しい紅茶です。
スポーツドリンクの味は?

飲み物3つ目のスポーツドリンクをいただきます!
こちらは袋を触ってすぐにわかるくらい、粉が固まってしまってます。

水分が侵入しなさそうなパッケージですが、このまま食べるものかと思うくらいの固まり具合です。

ペットボトルで作りたいところですが、粉が固まって入らないのでジョッキで作ります。
水を入れて全部溶けるまで待ちます。

フランスのレーションはメイン料理を中心にとてもクオリティが高いのとは裏腹に、こちらのドリンクはかなり微妙です。
例えるならマンゴー風味の砂糖水という味で、後味もべた付いていて、これなら米軍MREのドリンクの方が圧倒的に美味しく飲めます。
ミントの紅茶の味は?

最後の飲み物はミント味の紅茶です!
袋を開けるとほのかで爽やかなミントと紅茶の混ざった香りが広がります。

通常の紅茶と同じティーバッグです。

最初に紅茶の味、あとからミントの香りが口いっぱいに広がります。
強すぎないミント感が良いですね。
砂糖を入れて飲みたくなりますが、このままでもとても美味しい紅茶です。
まとめ

以上、今回はフランス軍のレーション「RCIR」のメニューNo.14の実食レビューでした!
1つだけ、プルーンのジャムについてはクラッカーが一部食べられなかったこともあり、まだいただいていません。

このレーションを購入したのは当サイトを立ち上げた当初だったので余裕で賞味期限内だったんですが、いつの間にか2年も過ぎてしまいました。
クラッカーやエナジーバーが一部食べられない状態になってしまっていたのはとても残念ですね。
フランス軍のレーションはまだいくつか残ってるので、少しずつレビューをアップしていきます。
